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症例9 外科矯正(顎変形症)

                       症例 9

                    顎変形症 31y7m  女性
                     【外科矯正治療症例】



【外科矯正治療】
   不正咬合を大きく分類すると、上顎骨と下顎骨の前後的な不調和、と左右の不調和に分類できます。
  前後的な不調和には、上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)が代表的な不正咬合です。
  左右の不調和は、上顎と下顎が左右にずれている不正交合(顔面の非対称)です。矯正治療だけ
  で改善が望めない場合、矯正治療に外科治療を併用して不正咬合を改善する事が出来ます。

   著しい上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、顔面の非対称(顔のゆがみ)など矯正治療だけ
  では治療できない症例を【顎変形症】といい、見た目の問題よりも、咀嚼や発音の面で生活に支障
  をきたしている、という切実な理由に基づいているといわれています。外科矯正治療は高度先進
  治療として認められているため、指定医療機関の認定を受けている医院であれば、矯正治療・手術
  とも健康保険が利用できます。
当院は指定医院のため、外科矯正治療には健康保険が適用できます。
  気軽にご相談して下さい。




【主訴】     顔の非対称、および、受け口を主訴として来院されました。

【検査の結果】  受け口(前後的なずれ)はさほど大きなずれは無かったのですが、左右のずれ(顔のゆがみ)
         が顕著であった。

【診断】     III級(受け口)[顔面の非対称を伴う]

【抜歯部位】   非抜歯



                    治療前(31y7m)

08.02.07_M694A_01 08.02.07_M694A_0208.02.07_M694A_0308.02.07_M694A_04
08.02.07_M694A_05 08.02.07_M694A_06 08.02.07_M694A_07

08.02.07_M694A_08 08.02.07_M694A_09 08.02.07_M694_10

   正面A2 セ
              下顎骨の左側への偏位が見られます。


      M694_A02
      顎のゆがみは顔の真ん中を基準にします。本症例は上顎骨のゆがみは無く、
      下顎骨のゆがみが見られました。手術は、上顎骨のゆがみがないので
      下顎骨のみとしました。



                  治療中(33y1m)手術直前

09.07.21_M694B101 09.07.21_M694B102 09.07.21_M694B103 09.07.21_M694B104

09.07.21_M694B1_05 09.07.21_M694B1_06 09.07.21_M694B1_07
09.07.21_M694B1_08 09.07.21_M694B1_09 09.07.21_M694B1_10




                    治療後(34y7m)

M694_C01 M694_C02 M694_C03M694_C04
M694_C05 M694_C06 M694_C07
M694_C08 M694_C09 M694_C10

      M694_C02





                   【治療前後の比較】

正貌(正面顔)の比較

    正面A 正面C
          治療前(31y7m)             治療後(34y7m)

    セ セC
          治療前(31y7m)             治療後(34y7m)
                左側への偏位は改善されました。

横顔の比較

          側面AC
                 治療前(31y7m) 治療後(34y7m)

歯並びの比較

                   治療前(31y7m)
08.02.07_M694A_05 08.02.07_M694A_06 08.02.07_M694A_07 
                   治療後(34y7m)
M694_C05 M694_C06 M694_C07

                   治療前(31y7m)
08.02.07_M694A_08 08.02.07_M694A_09 08.02.07_M694_10
                   治療後(34y7m)
M694_C08 M694_C09 M694_C10



                【院長からのメッセージ】

 大学を卒業し、大学病院に入局した1年目からこの様な『外科矯正』の担当になりました。それ以来、大学病院での外科矯正を一手に引き受ける事になりました。それ以来30年外科矯正症例を治療してまいりました。術者は毎日のこと、でも、患者さんは生涯に一度のこと。このギャップを我々術者は一番注意しなければいけないことと思います。患者さんは、大変な手術を前に前向きに頑張ってくれました。この症例がここまで改善されたのは、この頑張りだと思います。これから、数年経過観察を行う予定です。この様な素晴らしい『機能性』『審美性』をいつまでも大事にして下さい。




                 【C.O.さんからの一言】

  院長    : 「特に今回矯正治療を受けようと思った動機は?」

  C.O.さん : 「顎の左右のズレにより、上手くかめませんでした。肩こりなどもありました。」

  院長   : 「歯並びが悪いことが気持ちの上で(精神的に)影響がありましたか?」

  C.O.さん : 「写真など顔の非対称が顕著に分かる物はとても嫌でした。」

  院長   : 「外科手術が必要ですと言われて、不安はありましたか?」

  C.O.さん : 「痛みに耐えれるかとても不安でした。」

  院長   : 「治療期間が約3年かかりましたが、一番苦しかった事は?嫌だった事は?」

  C.O.さん : 「手術後はとてもしんどかったです。」

  院長   : 「これから矯正治療を受けようかと迷っている人に何かアドバイスは?」

  C.O.さん : 「治療は大変ですが、やって良かったと思えると思います。頑張ってください。」

  院長    : 「「治療が終わった今、思う事は?」

  C.O.さん : 「先生に感謝の気持ちで一杯です。
         顎や歯並びで人の印象はすごく変わると思います。これからも今の歯を大事に
         していきます。」  




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